「うちの子は自己肯定感が低い気がする…」
「愛情は注いでいるのにどうして…」と悩んでいませんか?
でも、自己肯定感は愛情だけでは育ちません。
その土台になるのは、
日常の中で積み重なる小さな成功体験です。
脳性まひ児は成功体験の機会が少なくなりやすいため、
自己効力感の“芽”が育ちにくいと考えられます。
この記事では、自己肯定感が育ちにくい背景や、
どうしたら成功体験を増やせるのか 、
そして、成功体験を強化するための実践例を紹介します。
脳性まひ児に限らず、自己肯定感を高めたい人はぜひ参考にしてみてください。
脳性まひ児の自己肯定感が低くなるのはなぜ?
→「比較されやすい」
→「時間がかかる・失敗しやすい」
→「できない経験が積み上がりやすい」
→「社会的なバリアがある」
身体の動きに制限があることで、
みんなと同じことをしても時間がかかったり、失敗したり、
思ったとおりの結果にならない。
その結果「できた経験」より「できなかった経験」のほうが
多くなってしまいます。
こんな状況では、
自分を否定したくなってもむりはありません。
失敗が続いたり、つねに比較されたりする環境では、
自分はダメだな…と思ってしまいますよね。
子どもの自己肯定感を育てる種(=成功体験)をまこう

日常のなかで小さな成功体験を積むことで
自己肯定感のもととなる自己効力感が育ちます。
成功体験は、そのための種で、親は種まきをするイメージです。
成功体験のコツ:8割の力で達成できる目標設定
小さな成功体験をたくさん積むためには、
成功しやすいゴールを設定することが大切です。
- 8割の力で達成できる目標
- 100%の力でギリギリ届く目標設定は、
失敗体験につながる可能性がある。 - 達成できたら「自分はできる」という感覚が育つ
小さな成功体験は、自己肯定感を育てるうえで欠かせません。
実際に、娘が支援学校で得意やスキを伸ばしてもらった経験は、
大きな自信につながりました。
具体的な体験談はこちら → 支援学校で感じたメリット
成功体験を強化するための実践例
小学2年で小学2年レベルの漢検合格をめざす。
すごいことを達成したというわけではありません。
小学校入学前、学習障害の心配を指摘されながらも、
なぜか漢字学習が好きだった娘の例です。
学年の途中でまだ習っていない漢字があるとはいえ、
ドリルを使って予習は可能。
得意なこと、好きなことなので、
まさに8割の力で達成できる目標でした。
でも、漢検はそこにちょっぴりアレンジを加えた、
まさに成功体験を強化するための挑戦。
どういうことかと言うと、
- 初めての場所
- 周りは知らない人
- 緊張する環境
- それでも挑戦できた
外の世界でも挑戦できたという成功体験をさせたかったのです。
自己肯定感が育つ流れと条件
成功体験=土の中の種
教育心理学では「マイクロ・サクセス(小さな成功)」が自己効力感の源になると言われています。
見えないけれど確実に存在して、
積みあがるほど発芽の準備が整う、まさに“種”ですね。
自己効力感=芽
心理学者バンデューラの自己効力感理論では、
「できるかもしれない」という感覚が、
行動の原動力になるとされています。
子どもが「できた」を自分の力として認識できたとき、
また次の挑戦につながりやすくなります。
自己肯定感=木
わたしたちがよく見聞きする自己肯定感は、
自己効力感が育ったあとに形成される“より大きな構造”です。
小さな成功体験が自己効力感をはぐくみ、
自己肯定感が育つもととなります。
そして、もうひとつ大切なものが存在肯定です。
存在肯定=太陽
「存在しているだけで価値がある」というメッセージは、
心理学では“無条件の肯定”と呼ばれ、
自己肯定感の育つ条件において不可欠です。

おわりに
成功体験を積み重ねて自己効力感が育つと、
困難や失敗にも強くまた頑張ろうという力がつきます。
園生活、学校生活、社会にでてから、
選択肢は増えているけれど流れてくる情報も多い現代。
他の人と比較して落ち込んでしまう。
障害があるないにかかわらず、自己肯定感が下がりやすい環境と
言えるかもしれません。
自己肯定感が下がっているかも?
そう感じたら小さな成功体験を増やしていきましょう!



コメント