脳性まひの子どもが将来歩けるようになるのか?
お子さんに脳性まひの診断がついたら、この先どのように成長するのか不安になるのは当然です。
娘に脳室周囲白質軟化症(PVL)による四肢麻痺の診断がつき脳性まひの告知をされたころ、私は「歩けるようになるか」はあまり考えないようにしていました。
MRIの画像所見から軽度ではないという医師の診断だったため、期待するのが怖い気持ちがあり、「希望は持つけど、期待はしない」そんなふうに考えていたのです。
しかし、娘は3歳になる数ヶ月前に2~3歩歩けるように。
脳性まひは症状が似ていても同じような成長過程をたどるとは限りません、わかっていてもどのような症例があるのか気になる気持ちよくわかります。
ここではひとつの例として、娘がつかまり立ちから歩けるようになるまでの過程やリハビリで使用した補助具についてまとめています。
歩けるようになるまでに使った補助具
つかまり立ちができるようになってから、歩けるまでいくつかの補助具を使いました。
それぞれの特徴や使用感は以下のとおりです。
ロレーター

ロレーターというとピンとこないですが、手押し車というとイメージしやすいと思います。
通所に通っていたころ、療育センター内の移動に使用しました。
つかまり立ち、伝い歩きが可能になったころから使い始めましたが、全身で丸まる力が強いため短い距離しか押せなかったようです。(2歳時)
※画像はセンターの友だちです。
PCW

ロレーターは持ち手の高さが調整可能ですが、手が前方の位置になるため前傾姿勢になりやすかったです。
ロレーターでの歩行に慣れてから、PCWへ移行。
PCWはコの字になっていて、支えるときの手の位置が体の前方ではなく横になるため、姿勢よく歩けていました。(2歳半)
しかし、立ち止まることが難しく、PCWでの方向転換ができるようになったのは数ヶ月後。
クラッチ(杖)
PCWで方向転換も可能になり、次にクラッチ=杖での歩行練習に。
画像はないですが、松葉杖とはちがって、腕を輪に通して棒を握るものになります。
このクラッチ歩行では娘の場合、左上肢を前方に出すことが課題となりました。
また、どの順番で動かせばよいのかも理解しづらい様子が。
歩けるようになるまでの家庭での歩行練習
補助具を使っての練習は療育センターのみでしたが、家では転倒にそなえて布団の上での歩行練習。
両手をできるかぎり開いて立たせます。調子がいいと手を離して2歩ほど歩けるようになりました。
とても嬉しかったのですが、理学療法士さんからは歩いたと言える状態ではないとも指摘も。
初めての数歩からと今後の課題

歩けたとは言いがたいと言われた初めての数歩から1ヶ月くらいで数メートル歩けるように。
確かに、前傾姿勢により倒れ込むような数歩でしたが、3歳になるころには10mほど歩けるようになりました。
ただ、立ったままでいることや歩行から立ち止まることはむずかしいままで、膝から崩れ落ちるようにして座って止まる状態です。
まとめ
脳性まひの障がいの状態は本当にさまざまで、小学生以降で初めて歩けたという例もあります。
将来どのような移動手段をとることになるのかはわかりません。
娘はつかまり立ちをしてから1年ほどかけて歩けるようになりました。
今考えると2歳から3歳のこの頃が娘にとって、ちょうどいろいろ吸収しようとしていた時期だったのかもしれません。そのタイミングで週3回通所のリハビリに通えて、効果的だったと思います。


コメント