・脳性まひの子どもに学習障害があるのかも?と感じている
・学習障害って具体的にどんなことが現れる?
・脳性まひ児の学習障害対策が知りたい
こんなふうに悩んでいるお母さん、お父さんも多いと思いますが、
結論から言うと、学習障害があってもおかしくありません。
運動機能だけでなく、学習でも苦労するのか…と思われたかもしれませんが
対策を知っておいて損はありません、必要なくなれば減らせばいいのです。
娘も生後4か月での脳性まひの診断と同時に、
視知覚認知機能に問題が出る可能性を指摘され心配していました。
ここでは、脳性まひ児に見られる学習障害についてまとめています。
・学習障害にも注意が必要。学習障害があってもおかしくない
・学習障害の実例(娘の場合)
・脳性まひ児の学習障害対策法教えます
少しでも参考になれば幸いです。
学習障害にも注意が必要!学習障害があってもおかしくない
脳性まひ児は一般的に、自閉症、ADHD、学習障害などの症状を合わせ持つことが多いです。
とくに低体重出生による脳室周囲白質軟化症 (PVL)が原因の場合は、
知的なハンディは少ないと言われていますが、
学習障害は現れやすいそうです。
もちろん脳が受けた傷の大きさや場所によって個人差があります。
○会話は成立するけれど言葉につまったりぎこちなさがある。
○お絵描きなど、わかっていても表現できない。
○音読でどこを読んでいたかわからなくなる、漢字が苦手。
学習障害とは
文部科学省によれば学習障害は以下のように定義されています
全般的に知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習得できなかったり、うまく発揮することができなかったりすることによって、学習上、様々な困難に直面している状態をいいます。
文部科学省 教育 > 特別支援教育 > 特別支援教育について > 4.障害に配慮した教育 > (8)学習障害https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/mext_00808.html
簡単に言うと「書くこと」「読むこと」「算数」に関する困り感です。
では、これらの困り感が現れるのはなぜでしょうか?
学習障害の原因として視知覚認知機能が背景の場合も
残念ながら学習障害の原因ははっきりとわかっていませんが
視覚認知機能といわれる「目で見た情報を脳が処理する機能」が弱く
文字を認識するのが難しいこともあります。
低体重出生の脳性まひ児はMRIで脳室壁に沿って損傷を受けている場合が多く、
その範囲が広いと上肢や視知覚認知に影響が出てくると主治医から言われました。
たとえば、絵が上手く描けない、図形をマネして書くのが苦手など。
小学校では視線を上手に動かせないため、
黒板とノートを交互に見ながら書き写すことがつらくなる可能性もあります。
脳性まひ児の視知覚認知による学習障害例(娘の場合)
生後4か月での脳性まひの診断と同時に、MRI画像の脳の損傷部分から
視知覚認知機能に問題が出る可能性を指摘されていました。
幼児期の実際の読み書きは?
小さいころから絵本が好きでひらがなが読めるようになるのは早かったです。
姉がいることも影響していたのかもしれませんが、
3歳までにカタカナもなんとなく読めていました。
- アンパンマンのロゴを見て「アンパンマン」と理解
- ハイスクールをアイスクリームと読む(笑)
ひらがな、カタカナが読めるので安心していたけれど、「書き」は本人も私も苦労しました。
ケンカしながら(笑)小学校入学までにはひらがな書きはなんとかクリア。
ひらがなはこのカードでなぞり書きの練習をしました。
三角・四角が書けない
4歳のときOT(作業療法)のおかげで
お手本を見ながら四角が書けるようになりました。
直線しか書けないので四角は、たて、たて、よこ、よことわけて書いています。
三角は四角よりもむずかしい様子で5歳になっても苦戦していました。
ななめの線は難易度が高いそうですが、なぜかバツ×は書ける…。
- 三角の成り立ちを理解するために棒(ペン)で三角を作る方法も
- 同じ長さのペン等を3本用意し三角を作る練習をする
脳性まひ児の学習障害対策法
小学校入学前に療育センターの主治医に書いてもらった情報提供書。
「学年が上がるにつれ学習障害に注意」との記載があり、
以下が支援の方法としてあげられていました。
- ノートのマス目を大きくする
- 教科書の拡大コピーを使う
まとめ
ひとりで歩行可能で、ある程度の身辺自立や会話ができると運動障害だけに注目しがちです。
小学校入学にあたっては普通学級を選ぶことも多いのではないでしょうか?
学習障害は「読み」、「書き」、「算数」にかかわる困り感がおもな症状です。
小さいときはそれほど影響を受けませんが、
小学校入学後つらい思いをして学校がキライになる可能性も。
学習障害がある可能性も、必ず学校側に伝わるようにしたいです。
「肢体不自由のお子さんははじめて」という学校や先生も、
学習障害のお子さんの指導経験がある先生はいるはずですから安心してください。
工夫することでお子さんの負担や苦手意識をへらせるようにサポートしていきましょう。
小学校での学習の苦労した点など、また紹介していきたいと思います。



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